エレキギターの2大ブランド、フェンダーとギブソン。
デザインやピックアップの違い(シングルコイルとハムバッカー)の他にも、ギター設計の根幹が異なること、ギター選びの基本知識として言っておきたい。


ギターの入門がレスポールコピーモデルだったので、レスポール=弾きやすいイメージがあった。
フェンダー系のギターに慣れるまで、それなりに時間を要した。

が、しかし、ここ20年、ストラトとテレキャスばっかり弾いていたので、
今度は、レスポール、ES335の取り回しに困ることがある。
これには、物理的な原因がある。



せいぞろい




フェンダーとギブソンの細部のサイズの違い。


①ネックの長さ(正確には、ナットからブリッジまでの長さ、だよね。)


基本的にはフェンダー= ロングスケール、ギブソン=ミディアムである。
一部、フェンダーにもロングスケールではないモデルも存在する(ムスタングなど)

ギブソン系をたまに弾くと、「短け~。」と感じる。
でも、大股開きのコードには、便利かな。
だからジャズの人でギブソン多いの?リードフレーズも小回り効くと感じる。
(そういえば、ジョーパスのライブでみると、大股コード押はスゲェー。)

②ネックのアール


個体差、モデル差あるんでしょうけど、フェンダーのアールの方が丸い。
ギブソンはフラットに近いモデルが多い。

③弦の幅(ナット幅やブリッジの幅)


最近調べた。実測した。インターネットでも検証した。驚いた。
1~6弦までのトータル、ブリッジ部分で、5㎜~6㎜、違うんですね。
ギブソン系の方が狭いのだ。
インターネット上では、当然のように書かれていて、これまた驚いた。
この点でもギブソンの方が、これまた小回り効く。
でもね、指弾き(ベックやロベンフォード風)は、フェンダー系の方がやりやすいわ。個人的に。
ギブソンって狭いから、酔っぱらうと弾きにくい?ワイルドに弾くならフェンダーか?


④ブリッジ(高さ)


ギブソンのチューン・オー・マチック(ブリッジ)って、ボディからの浮き(高さ)が高い。
ストラトキャスターやテレキャスターに対比で。
右手のフォーム全般、スナップの仕方やミュートに影響する。
(ストラトは、フローティング具合で、個体差おおきいから、なんとも言えないか・・・・)
ワイは、チューン・オー・マチック はミュートしやすくて、右手の置き場に便利と思うんです。
あくまで感覚ですけど。
右手の置き場・・・ってのは、べったり手首乗せるんじゃなくて、僅かに浮いてるんですけど、
その僅か加減がちょうどよくて、ミュートがスムーズって感じなんですけど。
ワイだけだと思うけど、ギブソン系は、カッティングしにくいんです。
浮いたブリッジの関係か?ピックを深く当てちゃうみたいで。
昔は、よく弦切りましたわ。

ちなみに、フェンダースケールで、ギブソンの弦幅のギターって、量産品は
ほとんど在りません。

こんな違いは、全く気にならないと言っていた友人が、
「気になると嫌だから、言うな。」と言ってました。
「弘法筆を選ばず」ってなもんで、そうなりたいものだ・・・・・。

・・・って、これを読んだ、あなた、筆が気になるりますよ。
フェンダーか?ギブソンか?持ってない方が欲しくなりますよ。ふふふ。

これで、ギターお宅は、「また買うのぉー(怒)?」「え"~、また買ったぁ(怒")?」と言われるのか・・・・。ふふふ

では、楽しいギターライフを。

おしまい。