うら若き美少年の風貌でストーンズに加入、ブルージーで歌心のあるフレーズと流麗なペンタトニックライン、さらにスリリングなスライドも独自のニュアンスを持つ。

ストーンズ時代、ライブはほとんどハンバッカー、音は太い。
「Brussels Affair 1973」はレスポールかな、かなり歪んでいると感じるけど、キレイでハリがあって、
この「ハリ」っていうのが肝で、パンパンに張った感じ、VOXアンプが内側にグルグル回る歪みとすれば、これは今にも熱さで真空管が割れそうなホットな音、ハイワットかね?まさか、ブギーじゃねぇよな?ワイ、メサブギ嫌いやねん。キースは好きらしいけど。アンペグ?よう知らんのよ。ワイにはマーシャルとフェンダーの中間みたいな音に感じる。いずれにせよ、ロックにおけるハンバッカーサウンドの頂点の一つじゃね?

スロー押し上げるチョーキング、粘るクォーターチョーキング、ハンマリング、プリングオフを多用した流麗なフレージング、フィンガースライドなど指技が光る。モタるようでモタらない「まったり」流れるニュアンスは真似したい。真似できない。

脱線するが、まったり流麗なニュアンス、もっとスピーディーに、振幅を拡大するとエリックジョンソンになるような気がするけどいかかでしょう。エリックジョンソンは、余裕がなくなるとリズムが走り気味ですが、余裕たっぷりの時のニュアンスが似ている・・・。流麗さを出すためには、突っ込み気味よりも、ビートに引っ張られるように、意識してゆっくり弾きたいすネ。

ミックテイラー1

写真はステッキィーフィンガーズ・リマスターデラックスより
今もご健在で、体重は倍以上になっています。

テイラーらしさ満開のギターだけ聴きたいなら、ストーンズではこの2枚でしょう。


It's Only Rock N Roll (Reis)
Rolling Stones
Universal
2009-05-05


Goat's Head Soup (Reis)
Rolling Stones
Umvd Labels
2009-05-05






ミックテイラーは前にも書いていたので、これぐらいで。

http://hendrixpage1215.blog.jp/archives/1022360282.html

ストーンズ脱退後はディランのバックを務めたこともあったが、その後は、アルコール・ドラッグでギターを手放したこともあるらしい。