335を購入して、約8年、ようやく自分のギターになった気がする。
求める音が決まらず、「高級な妾」と称してきたが、今は正妻がどれかわからんようになってきた。
改めて思うことは、レスポールなどのソリッドギターとは、かなり異なること。無意識に正統派ハンバッカーの音を求めていたように思う。
テレキャスター、ストラトキャスターは共にシングルコイル・フェンダースケールのギターだが、まったく音が違う。
それに近いぐらい、レスポールと335の音は違うだな。やっと分かった。テレキャスとレスポールに目立つ「ビ~ン!」ってのがない。これがないことは、寂しいこともあるんです。

肘の置き場が痛かったが、それにも慣れた。立って弾いたときのバランスの良さは、素晴らしいことにも気づいた。

セミアコースティックと呼ばれるアコースティックボディーにセンターブロックが組み込まれた構造により、エレキとアコースティックの中間の音とされるが、この形容はナチュラルトーンにのみ言えると思う。

オーバードライブ・クランチ音では、リアはややコモリ気味、「鼻づまり」な音。(褒めているんですけど。)
フロントでは、「コロコロ」「トツトツ」とでも言いましょうか。この味に慣れて、良さが分かった気がする。
ソリッドギターに比較すると、「奥行き」があると言えば、キレイな形容ですな。
この「奥行き」は、オーバードライブ、ディストーションなどの歪エフェクターを掛けると無くなってしまうと感じる。

CASINO 335

「ジャンルを問わないギター」として万能的な賛辞を見かけるが、本当にそうだろうか?
他人の弾く335の音は良く感じるが、イザ、自分の音として弾き出すと違和感を覚える人もおおいのではないか?

最近、高値掴みの含み損から、ようやく解放された。
今後は、儲かりそうだ。