ワシは、サックスプレーヤーの個性は、ギタリストほどにはわからない。

が、ようやくコルトレーンの個性が、わかってきたような気がする。
コルトレーン
こんなにカッコいいんだけど、晩年(とって言っても40代後半)は糖尿病で・・・
大の甘党らしい。

マイルスデイヴィスの「ALL BLUES」

スィングするリフレイン。
アルバム「KIND OF BLUE」収録の本曲のコルトレーンのソロ。
フレーズが蝶々のようだ。風にクルクル舞う木の葉・枯葉のようでもある。
展開を予想できないソロフレージング。
各フレーズの締め、フレーズとフレーズの「つなぎ」「間」に「ひらひら音」が舞うのだ。

どうしてこんなフレージングができたのだろう?突然変異の奇才・奇種。

この戯言に同意いただける方、コルトレーンのアルバム「Ballads」の2曲目も
「ひらひら」と舞うフレージングが堪能できます。

バラード曲で奇想天外に舞うサックスかぁ。
これやりたくてサックス買っちゃう人って、いると思う。

「ALL BLUES」ライブ、「My Funny Valentine」収録ヴァージョンのマイルスのソロは、凄い。
キレッキレ。
でも、サックスはイマイチ。なんとかコールマン?かな?
コルトレーンなら、もっと良くなったのに・・・ってみんな思ってるんだろうな。