「グー?パー?知らないな。ボクはただ、ハッピーに、クレイジーに弾きまくるだけさ。そんなこと言ってるの、あんたらだけだろ?」(By エドワード・ヴァン・ヘーレン)
「ゴタク並べず、ピックを捨てれば、上手くなるんだ。」(Byジェフ・ベック)
「ピックをやめると、表現の鎖から解放されるるんだ。」(Byウェス・モンゴメリ)


・・・・・ハイハイ、あんたらはいいわな。あっち側の極みだもん。
んな事言われても、悩んでんだよ。俺たち凡人は・・・((# ゚)ヽ(`Д´)ノプンプン

「オレ、テキトーだけど、ばっちり弾けるから気にしたことないモン。」って人はセンスがあるんでしょうね。

って、ことで本題です。ピッキングに悩むギターリストは多いスね。

ピッキングの不具合、悩みの例


弦にピックが引っ掛かる。(力みがある、力が入り過ぎている、ピッキングの軌道が乱れる)
ミスピッキングによるミストーンが多い。(ピッキングの軌道が乱れる)
アップとダウンがイーブンにならない。(アップの動きがダウンに比べて熟練されていない)
抜ける音が出ない。(力みがある、ピッキングのスピードが遅い)
カッティングが軽やかにさばけない。(ピッキングの軌道が乱れる、力みがある)

ピッキングの不具合を改善する方法として、ピックを握る手の形を注目してみる


これらの症状は、ピッキングの軌道が安定しないことが原因の1つと考えられますが、それらを解消する過程で、右手のフォームがグーが馴染むか?パーが馴染むか?やってみる価値あると思います。
念のため書いときますけど、パーは、ピックを持つ右手の人指指と親指で以外の指が伸びている状態。
完全に伸びている人は少ないでしょうけど。
グーは、空手拳のごとく握り込んだ状態。

IMG_2415

グーのフォームについては、中指から小指は、弦・ピックガード・ボディに触れない状態となることから、安定感に不安を感じる方もいると思います。プロおよびアマチュア上級者のプレーを見ると、パー、グーともに見かけますので、どちらでもいいのかもしれません。ここでは、グーの利点を考えてみます。




プロのフォームを見る


ジョンレノンのカッティングのフォームは握り込みタイプです。




グー派の有名どころの代表はリッチー大先生。ラリーカールトンも。
エリックジョンソン、ロベンフォードなどの名手は、右手の動きが七変化する人たちですが、
1弦~6弦まで激しく上下するフレージング、ハードピッキングを多用するフレーズではグー弾き。

エリックジョンソンは、「バウンスピッキング」(Eジョンソン式の速弾きピッキング)
指+ピックの「ハイブリッドピッキング」(ジェフベックやジミーペイジも得意なヤツ)や、
ウェスモンゴメリスタイルも含めた達人。このビデオで確認できます。
(YOUTUBEで発見できず。)

Total Electric Guitar [DVD] [Import]
Eric Johnson
なかなか勉強になります。
できはしないけど。
視聴物としても、おもろい。


グーのフォームの利点(仮説)


このグーフォームは、「小回り」に優れているように感じます。
パーからグーへ切り替えた瞬間は違和感があり、不安定感を感じることもあるようですが、慣れてくると「軽さ」を感じる向きもあります。軽さは、力みを解消し、ピッキング軌道の安定化に寄与すると考えられます。悩んでいる人は、一度、「グー」握りピッキングをやっみてはいかがでしょう?次の⓵⓶に該当する方には、トライしてみる価値があると思います。
①現在のピッキングフォームがグー以外で、そのパフォーマンスに不満を感じる方
②ピッキングフォームがそもそも固まっていない。(初心者級の人)


グー弾きを一定こなしてみると、弦に対するピックの角度や、ピッキングの際のヒット位置の安定化にも寄与する・・・・ような気がします。(私見であり、論拠ありません。)
私は、意識しないとグーを維持できません。グーのフォームが崩れると、ミスが増えるように感じるので、テクニカルなトレーニングでは意識して練習するようにしています。


こちらでも、たわごと言ってますので、お立ち寄りくださいませ。
             ↓

ピッキングは平行が、音が抜けますぜ。
ピックは先っぽぽだけでいいんで、お願いします。