アルバートコリンズの遺作
アルバート・コリンズの93年発表の作品。亡くなったのは、93年11月。ジャケットがチープで、副題が「ベスト」となっているた安易な企画モノっぽいが、そうではない。
実は、本人が発表意図をもってレコーディングした最期の作品。
(没後のライブ発掘発売は除く)
コリンズの代表曲をスタジオライブで再演・再録したモノで、
自らを振り返ったような作品。もしかしたら、最期を意識したのか?
BBキングとゲイリームーアがゲスト参加しています。
その感染力、パワーはものすごい。
ちなみに、ゲイリーもBBもプレーは素晴らしいが、ちゃんと聴いてないと全部、コリンズに聴こえるかも。
名曲「Frosty」の快演
特に「Frosty」は、奇跡的なテイク。ご存じない方のために説明すると、この曲は速いシャッフルのインスト。コリンズの独特のフレージングが気持ちよく決まるコンサートのハイライト曲でもある。シャッフルのインストは、アドリブがややもマンネリ化するとダレるリスクを伴いますよね?ところがこのテイクは、まったくそれが無く、最初から最後まで、その緊張感が凄い。良く聴いていると、コリンズがBBを引っ張っているのが判るんです。本当にコリンズは凄い。
このアルバム、アマゾン等のユーザー評では、今一つ感漂ってますが、おそらく、サウンドの角がややなくなったからではないか?プレーはまったく問題なし。全然、大丈夫。
コリンズが死期迫っても絶好調であった事、また、歌がだんだん上手くなっていた!!事などいろいろ興味深く、痛快な作品です。
安心て、ご購入を。
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