この曲が大好きだ。
大学生の頃、毎日朝一番に聴いてから出かける習慣が数カ月続いた。
一通り、ディランのアルバムを聴いてしまって一段落した時期があるが、
最近、また良く聴く。さらにこの曲については、歌う。
カラオケで歌いたい。

いつだったか、友人に尋ねられた。
「この曲の何がいいのか?」
その時、「はて?なんじゃろ?」とちょっと考えてから、
「天に上るようなコード進行。」と答えた。

今、考えると、このワシの回答は、60点だ。
いや、50点以下かもしれないが、半分は欲しいので、ください。🙇

今、回答するなら
「ディランのヴォーカルかいい。」と答える。
これで、99点はいける。
ヴォーカルってのは、声の感じ、発声のニュアンス、詩も含む。
「詩を含む」ってのは、詩の意味は含まない。
詩のWORDの響きがいいのである。
世界で一番かっこいい韻を、あのロック魂の塊のような声で「歌い放つ」
これがイイのだ。

ディランは、90年代あたりから、アルバムに詩を掲載しなくなった。
意味を解釈されるのが嫌だって事と、音楽としての歌・ヴォーカル・発声を
聴いてほしいとの意向らしい。
その点で、この「Like A Rolling Stone」は、とにかく、凄いのだ。

(「栄者必衰」状態の元・栄者に対して「どんな気分だい?」って詩は
それはそれで、興味深いが・・・・)

まぁ、スネア一発叩いて始まるイントロ、その後のバックの演奏も躍動感ある。
いろんな良さが詰まった曲だけど、ディランのヴォーカルが素晴らしい。
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よっしゃ、カラオケ。