スライドギターの名手、ジョージハリソン。メロディーの際立つプレーは唯一無二。一朝一夕にできる芸当ではないが、チャレンジしてみた。

ジョージのスライドの特徴



ジョージは、ビートルズ時代はそろほどスライギターを
プレーしていない。
それが、突如、ファーストソロ「オールシングスマストパス」で
それもアルバム全編でスライドを披露した。
そのプレーが素晴らしく、いつかコピーしたろ、と企んでいた。
何度かチャレンジして、挫折してきた。
練習してみると、オープンチューニング(GやD、Aなど)
をベースとしたブルースのスライドギターとは異なり、
指盤上の動きが激しいプレーであることから
難易度が高いと分かった。
スライドフレーズの語彙を増やす事、
スライドバーを滑らすに慣れることは、もちろん
スライドバーを正確にフレット上で止める技術が
重要になる。
これを鍛えないと、ジョージのメロディアスなスライドは
真似できない。

一方で、スライドギターを練習するとき、
オープンチューニングでプレーされている曲は、
あまりやる気がしない。
コピーがコピーだけに終わって、自分で展開していく事が難しいから。
ジョージハリスンはレギュラーチューニングのスライド多いようだ。

代表的なスライドプレー

ジョンレノン「眠れるかい?」におけるジョージのソロ



IMAGINE
JOHN LENNON
EMI UK
2010-10-04


●「How do you sleep?」
特にこれはコピーしたかったが、昔、苦戦した。
ワタシ、ジョージのスライドはメジャーキーで、ポップなメロディーに
惹かれることが多いが、これはAマイナーキーのコード進行に沿った
ブルージーなソロで、格別のプレー。
スライドを使ったスラーとスタカートを織り交ぜたメロディが
絶品の名演。

アンソロジー(下記)にリハーサルテイクが入っているけど、
このジョージのプレーはまだ手探り状態。
いきなり、あの名演にはならんのだな。
Anthology
John Lennon
Capitol
1998-10-15


リハーサルの動画を見たことあるけど、ジョージは白いストラトを弾いていた記憶。
音を聴くとハーフトーンのようなので、ECストラトのTBXをMAXにしてプレー。
コピーしてみると、丁寧にコードトーンを追ったプレーで
勉強になりまりました。

テクニカル的には、スライドバーをネックに垂直に、フレットに平行に・・・はイロハ。スライドバーを滑らせることに一生懸命にならず、「バーをフレット上でジャズトに、一発で止める」がある程度できないと、ピッチ的な不安定感が付きまとう。「ジャズトで止める」が出来れば、逆にクォーターチョークや、ブルースハープのベンドのニュアンスも可能になる・・と思う。まだまだ修行中だ。

 

「 Give me some truth」


こちらも使用ギターはストラトでしょうか?
ES335のフロントで弾いてみたら、ニュアンス近いような気がして
そのまま335でプレー
まだ、「勢い」不足。
コピーしたポジショニングが正解か?わかりませんが、
今後も使えそうなポジショニング、勉強になった。



「クリップルインサイド」もやりたかった」が、たぶんオープンGかね?
諦めました。





ジョージのスライドが満喫できる代表作


ワタシ、ジョージの音って、一定の音像をイメージできない。
曲の個性に合わせて、いろんなギターを使い分けるからでしょうけど。
音色が良さが特に印象的なのは、この2作。
All Things Must Pass (30th Anniversary Edt)
George Harrison
オープニング曲の甘ーい音。
ギターは何をつかっているんだろう。

Brainwashed
George Harrison
全編で気持ちいギターサウンドが聴ける。
もっと傑作として評価されるべき。


以下、ネットで拾ったジョージとジョージのギターに関する写真。
ジョージリッケンジョージSGジョージテネシアン



george-harrison lespaul
ジョージオールローズ
ジョージストラト

ジョージコレクター

george-harrison-guitar epiphon

おしまい。