スライドギターの名手、ジョージハリソン。メロディーの際立つプレーは唯一無二。一朝一夕にできる芸当ではないが、チャレンジしてみた。
ジョージのスライドの特徴
ジョージは、ビートルズ時代はそろほどスライギターを
プレーしていない。
それが、突如、ファーストソロ「オールシングスマストパス」で
それもアルバム全編でスライドを披露した。
そのプレーが素晴らしく、いつかコピーしたろ、と企んでいた。
何度かチャレンジして、挫折してきた。
練習してみると、オープンチューニング(GやD、Aなど)
をベースとしたブルースのスライドギターとは異なり、
指盤上の動きが激しいプレーであることから
難易度が高いと分かった。
スライドフレーズの語彙を増やす事、
スライドバーを滑らすに慣れることは、もちろん
スライドバーを正確にフレット上で止める技術が
重要になる。
これを鍛えないと、ジョージのメロディアスなスライドは
真似できない。
一方で、スライドギターを練習するとき、
オープンチューニングでプレーされている曲は、
あまりやる気がしない。
コピーがコピーだけに終わって、自分で展開していく事が難しいから。
ジョージハリスンはレギュラーチューニングのスライド多いようだ。
代表的なスライドプレー
ジョンレノン「眠れるかい?」におけるジョージのソロ
●「How do you sleep?」
特にこれはコピーしたかったが、昔、苦戦した。
ワタシ、ジョージのスライドはメジャーキーで、ポップなメロディーに
惹かれることが多いが、これはAマイナーキーのコード進行に沿った
ブルージーなソロで、格別のプレー。
スライドを使ったスラーとスタカートを織り交ぜたメロディが
絶品の名演。
アンソロジー(下記)にリハーサルテイクが入っているけど、
このジョージのプレーはまだ手探り状態。
いきなり、あの名演にはならんのだな。
リハーサルの動画を見たことあるけど、ジョージは白いストラトを弾いていた記憶。
音を聴くとハーフトーンのようなので、ECストラトのTBXをMAXにしてプレー。
コピーしてみると、丁寧にコードトーンを追ったプレーで
勉強になりまりました。
テクニカル的には、スライドバーをネックに垂直に、フレットに平行に・・・はイロハ。スライドバーを滑らせることに一生懸命にならず、「バーをフレット上でジャズトに、一発で止める」がある程度できないと、ピッチ的な不安定感が付きまとう。「ジャズトで止める」が出来れば、逆にクォーターチョークや、ブルースハープのベンドのニュアンスも可能になる・・と思う。まだまだ修行中だ。
「 Give me some truth」
こちらも使用ギターはストラトでしょうか?
ES335のフロントで弾いてみたら、ニュアンス近いような気がして
そのまま335でプレー
まだ、「勢い」不足。
コピーしたポジショニングが正解か?わかりませんが、
今後も使えそうなポジショニング、勉強になった。
「クリップルインサイド」もやりたかった」が、たぶんオープンGかね?
諦めました。
ジョージのスライドが満喫できる代表作
ワタシ、ジョージの音って、一定の音像をイメージできない。
曲の個性に合わせて、いろんなギターを使い分けるからでしょうけど。
音色が良さが特に印象的なのは、この2作。
以下、ネットで拾ったジョージとジョージのギターに関する写真。
おしまい。
コメント
コメント一覧 (4)
レースセンサー、いい感じですよ!
この記事見て、brainwashed買っちゃいました。まだ聴いてませんけどw
Brainwashedは、とっつきやすくて、奥深さもある名作です。オールシングスマストパスと同等の頻度で聴きますよ。
最期がこんな傑作になったことは、喜ばしくも惜しい・・って感じです。
ボブさん、コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、遺作Brainwashedあたりは、スライド仙人になってますよね。
アルビンリーのブルーエストブルース、初めて聴きました。このジョージは、ちょとデレクトラックスみたいなニュアンスありますね。