ジミーヴォーンのアルバム、ソロ2作目「アウト・ゼア - Out There(1998年)」を購入した。

Out There
Jimmie Vaughan



ジミーは、ミュージシャンから高い評価を受け、スティーヴィーレイも「もっとも影響を受けたギタリスト」と賞賛していた。

何がいいでしょう?

拙者はこれまで3作、聴きましたが、非常に個性的なギターを弾く人だと思いました。
大物ブルースマン、BBやアルバート・フレディなど分かりやすい影響がそれほど感じられない、それこそジミーヴォーン独自のテイストがある。
テクニシャンでないことは周知のとおり。でも、味のある、クセになる、ギタープレー。
妙な例えですが「ネジが一本、緩んでいるな」「都会的、あるいはオシャレ、とは真逆な」「どこでミスしても分からない」、そんなギタープレーだ。肝心なのは、それなのにクールであることだ。

スティーヴィーレイヴォーンの企画ものトリビュートアルバムは数多くあるが、その中に、ハードロック・メタル系のギタリストのカバー企画があった。その出来をジミーが「弟の音楽は、こんな騒々しい品のないモノじゃないぜ」と噛みついたと聞く。ミュージシャン仲間にも媚を売らないクールな人だ。


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ちょっと面白いニュアンスをコピーできないか?と思い、試みましたが、全くできませんでした。ブルースギターの王道フレーズをそれほど弾かないので、フレージングを覚えにくい気がする。それが個性と感じられて、聴く側が飽きないのかな?
ヴォーン兄弟は、「弾くならスティーヴィー、聴くならジミー」今はそんな風に感じています。

Family Style
Vaughan Brothers

ジミーヴォーンのコピーを諦め、ヴォーン兄弟共演盤あkらジミーが全く弾いていない、歌っていない、スティーヴィー節炸裂の「Long Way From Home」を弾いてみた。



なんだか、騒々しい雑なプレーで、ジミーに叱られそうですが、そのままアップしてしまう。

ギターは、パーツの寄せ集め・自作のテレキャスターシンライン。このギターは、テレキャスターよりもストラトに近い音するなと、感じます。




おそまつ。