コージーパウエルのソロアルバム「TILT」に入っているゲイリームーア作のインスト曲。

Tilt
Cozy Powell
邦題は「サンダーストーム」
1曲目は、ジェフベック参加、「サンセット」は2曲目で、1曲目からメドレー風につながっている。




なお、この曲は、ベスト盤にも収録されています。


ヴェリー・ベスト・オブ・コージー・パウエル
コージー・パウエル
USMジャパン
2013-05-08



コージーとゲイリー共演の名曲


ゲイリーとコージーは親交があったが、渡り鳥のようにハードロックグループを転々としたコージーでもゲイリーとバンドの正式メンバーとならなかった。アルバム「TILT」では、ゲイリーのアイドルでもあるジェフベックが参加していて、コージーがジェフベックグループ解散後、はじめてベックと共演したこと、同一作品でゲイリーとベックがそろい踏みしたことで話題となった作品。
「サンセット」は、哀愁あるテーマメロディと例の「ドヤ顔」で弾かれるギターソロをゲイリームーアが弾いていて人気があるようだ。が、私は、ゲイリーのギターソロが、暑苦しく感じられあまり好きではなかった。その理由は、ゲイリーにとってのギターヒーローは、ピーターグリーン、カルロスサンタナ、ジェフベックであり、ゲイリーのプレーには、この3人の個性がいつもチラつくので、なんとなく胡散臭く感じていたから。(ゲイリームーアの「パリの散歩道」って、サンタナの「ヨーロッパ」風と感じる人はおおいでしょう。)

COZY POWELL

「サンセット」が課題曲に


私が参加中のバンドで「1曲インストをやってみよう」となり、ドラマーさんから、この曲が候補にあがった。私はあまり乗り気ではなかったが、とりあえずやってみることに。荒いコピーで合奏してみたら、「!」と。ドラマーさんが、テーマメロディーのリズム中のシンコペーションのコピーがカッコよく「!!!!!」と引き込まれ、すっかりこの曲が好きになってしまった。その結果、次回はちゃんとやろうね!ってことになる。(ところが、新型コロナウィルス騒ぎで練習中止となっているの。)
それでも、ゲイリームーアのギターソロをそのままコピーする気になれず、自分でソロを組立てて、弾いてみました。ギターソロでは、コージーの叩くシンバルのスタカートにギターのダブルストップを合わせることを軸に弾きました。これを次回の練習でやってみたいの。



 

コージーパウエルに関するネットネタ
1.Wikipediaによると、コージーがジェフベックグループに参加するキッカケを作ったのは、レッドツェッペリンのマネージャー・ピーターグラントらしい。ベックとツェッペリンってのは、いろいろありますな。
2.岡山県のアマチュアドラマーさんが、コージーパウエル博物館を施設したそうです。お近くの方は、どうぞ。→コージーパウエル博物館、岡山に私設でオープン