サブスクリプション(~方式)はビジネスモデルの1つ。商品(モノやサービス)毎に購入するのではなく、一定期間の利用権として料金を支払う商取引。顧客は契約期間中は一定の範囲で商品を自由に利用(使用)できるが、商品の所有はできない。コンピュータのソフトウェアの利用形態として採用されることが多かったが、最近は音楽やゲームなどのアミューズメント等の分野に急速に広がっていて「サブスク」と略される。大衆楽器の代表格であるギターにもサブスクリプションが広がっている。

フェンダーが、サブスクリプションを展開し、企業収益の拡大を狙っている。


全世界のギターの生産数は、2000年代初頭に頭打ちとなり、その後は、アコースティックギターは持ち直し、エレキギターは微減で、トータル横ばいとされる。実際の売上は、高級器のW/Tを向上で支えていて、有名メーカーでさえ、商品戦略と投資を間違えると、経営が行き詰る状況。老舗ギブソンは、サブビジネス(オーディオ)投資の損失を本業のギター生産・売上で補えなえず、経営の立て直し中である。最近、ウォールストリートジャーナルにフェンダーの新たな経営戦略記事が掲載された。それは、「ギター購入者の9割が3カ月以内に楽器の練習を断念しているという事実を重くみて、練習動画をストリーミング配信し、顧客に『3カ月の壁』を乗り越えてもらうサービス(*)をサブスクリプションビジネスとして実施していると言う内容だった。このビジネスモデルは生涯にわたってギターを買い続けてもらう事を狙っている。フェンダーは、これもまでの「売りっぱなし」を反省(?)し、ユーザーの技術レベル、好みのジャンルなど、すべてを把握することを企てている。ユーザーを知ることで需要を理解し、その上でさらにサービスを提供する。ユーザーの大半を占めるアマチュアギタリストの技術水準を向上させることで、ギター新規購入者の9割がぶち当たってきた「たった3カ月で挫折、ギター辞めた!もう弾かねぇぞ」⇒ヤフオク・メルカリ転売 そんな構図に歯止めをかけ、「将来・生涯にわたってストラト・テレキャスを買わぞ」っていう戦略だ。素晴らしい(?)けど、そんなに上手く行くかいな?

(*『3カ月の壁』を乗り越えてもらうサービスの勧誘をダイレクトメールで見たことがある。「チョーキングの仕方」「オルタネイトピッキングにチャレンジ」、各ジャンルのスタンダート曲のTAB譜などが並んでいた。それを読んだ私は『おれ、30年ギター弾いてんだよねぇ。フェンダーさんの目論見通り、生涯にわたって、ストラト・テレキャス買ってんだよねぇ、下手だけどぉ。』とつぶやいて、ごみ箱に入れた。)

『3ヶ月の壁』までのコストを低減するサービスを各社が展開している


ギター挫折者が、挫折まで捻出してきたコストについては、その争奪戦が日本でも既に展開されていた。(この争奪戦に老舗フェンダーは、「挫折させずに、ぞーっとウチの客になってもらうんだぁ!」と参入してきたわけ。)例えば、日本最大手で世界1位の楽器メーカーヤマハ様は、「音レント」の名称で6カ月の楽器レンタルを展開している。「ギターが弾けるようになるか、自信が今イチないお客さまには、新品ギターの購入が結果的に高つく(えれぇ高い買い物)になるといけませんので、この価格で、ギターをお貸ししております。」っているのは失礼過ぎるが、まぁ、そんなサービス。ヤマハ様は「流石世界1位」なので、「高つく買い物を未然に防止する商売」の他、上記のフェンダーの戦略である「お客様を育てる」取り組みを何十年も前からやっていて、「ヤマハ音楽教室」でお子様、さらに「おとなの音楽教室」でおとな様のお小遣いも全国で集金している。世界一として抜かりはない。

「ギター挫折するかもユーザー」争奪戦に新規参入したサブスクリプションサービス


上記の「争奪戦」という表現は適切ではない?ので、もう少し丁寧に、「サブスク」サービスのコンセプトを記載すると、

「ギターを買って練習したいけど、もし万が一、挫折したら、もったいない、でも弾いてみたい・・」という不安に寄り添います!  具体的には「不安解消サービス」として、ギターを宅配でお貸しします。貸出期間は、キメ細かく1ヶ月~3ヶ月を基本として、延長も可能です、というサービスです。挫折しない自信がついてら、新品でカッコいいの買ってください。それまで、レンタルで頑張りましょーって。サービスなの。

さらに、そのサブスクサービスのポイントして、既存の楽器レンタルが大半が、1日~長くても3泊4日(しかも5千円~2・3万円相当の料金)であるのに対して

最短1か月~、お手軽に、安く利用できます。レンタルプランは1か月/3か月/6か月から選べます!
もちろん延長も可能です。(自動更新)

もちろん、レンタル費用は、ギターのグレードによって異なるのですが、楽器店や音楽スタジオのレンタルに比較すると、「お試しがしっかりできるレンタル期間で、廉価」(下記のホームページ写真参照)である点はメリットでしょう。

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これらは、スターペグミュージック のホームページから転載したものです。詳細は、ホームページ(こちら→スターペグミュージック)を確認ください。)

アンプ・シールド(ジャック)・チューナーなどのギター関連機材もレンタル可能です。また過失のない故障に対しての費用負担はありせん、との事で、一定の安心感あります。(詳細はホームページで)


ギター挫折不安者だけではなく、「よっしゃ、もう1本買ったるぜ」を目論む「上達真っ只中ギタリスト」も検討の余地あり。


「だいぶん上手になってきたから、もうちょっと高いギターを買おう」と検討する場合は、一本目を踏まえての行動であり、お目が高くなった状態で期待膨らむ2本目の購入である。当然に一本目よりも慎重になるわけです。こんな時に、購入予定モデルと似たタイプをレンタルして、じっくり検討する、これもアリかもしれません。実際、楽器屋の片隅での試奏ではよくわからない、ってことは、それなりにある事です。「私は失敗てるんで」そう思います。しばらくレンタルで使ってみて、そのモデルのメリデメを把握してみる、ってのは有効となることもあるでしょう。そのレンタル代をコスト見合いで妥当とするか?でしょう。

ホームページはこちら⇒スターペグミュージック



その他のギター挫折防止に関する商品



この手のニーズは、相当にあるようで、解説本やツールなどもある。

挫折しないギター入門
自由現代社編集部
「ギター挫折」で検索すると、10冊程度出てきます。
ちなみに「ピアノ挫折」は、ギターほどではありませんが、一定品揃えありました。






ギター挫折者と未経験者を救う演奏補助特許器具カクタス Qactus Starters Kit 楽器挫折者救済合宿監修
これは、興味そそられるツール。そんな「特許」があるんだ。
どうやら、これは「CAGEDシステム」を応用した変則カポタストではないか?と思いました。コードの鳴らす動作にについて、左手テクニカル面をできるだけ省略しつつ、ネック上でコードを構成する音を分かりやすく整理・解説するものが付録されているもよう。
(詳しくは、わかりません。リンク先を確認ください)



おしまい。