ザ・フーが2019年12月6日に発売した13年ぶり12枚目のニュー・スタジオ・アルバム、その名も「WHO」。(13年前の前作は、何だったけ?「エンドレズワイヤー」でした。)
Amazonのユーザー評価が非常に高いので、買った。聴いた。
カッコいい爺さんに撮れているが、サングラスを外した70代の彼らを見たかったが。
ピート・タウンゼント(75歳)、ロジャーダルトリー(76歳。)
WHOのファンとして、ブログの管理人(私)は、中途半端なヤツです。例えば「Sell Out」の良さがそれほど理解できないヤツです。「エンドレスワイヤー」は買ってないし、聴いてない。でも、「Tommy」「Who's Next」「四重人格」の三部作は当然に大好きです。あと、一連のライブ作品も。先日、久しぶりに「四重人格」を聴いて盛り上がり、「Who Are You」聴いて鼻歌を歌い、「OSS&SODS」で興奮し、Amazonを徘徊する状態になり、本作の購入に至りました。
1回目「なるほど、いいね。こりゃ。」
2回目「なんか、また聴きたくなるな。「Who Are You」よりもいいかも。」
3回目「これは、とうぶん楽しめるな。内容が濃いわ。最初からこの内容ってわかってたら、発売日に即買いだ。」
演奏・サウンドは、特筆すべき点はそれほど多く見あたりません。(管理人のセンスの無さ、文才の無さに起因しているかもしれません。)と、言うのは、当然ながらキーズムーンとジョンエントウィッスルを欠いるわけで、しかも、その2人が、ドラム史・ベース史に残る強力かつ個性的な名手でありましたので、残る2人で「ザ・フー」として演奏する事は、そもそも無理と思われます。ピートのギターも歴代の名演で聴かれたフレージングや、例のバンジョーカッティングなどを聴くことはできません。ザックのドラムスもパラディーノ のベースも、現ロック界の名手として、十分な仕事をしていると思いますが、やはりオリジナルの2人の名人芸のように、聴く耳を鷲掴みにするシグネーチャーフレーズは出てきません。しかしながら、ロジャーのヴォーカル、これは、予想をはるかに上回るパフォーマンスです。若い時よりも深みと凄みを増していると言っても言い過ぎではありません。全体として「演奏に特筆すべきはなし」としましたが、演奏にまったく不満を感じることはありませんし、各パートの音が塊のようにドーン(ガツーン)と出て来るバンドサウンドは痛快です。ただ、現代の技術なら、もう少しパートごとの音の分離が判りやすい音像に、できるでしょうし、私的な好みには合います。おそらく、プロデューサーの意向とピートは、このサウンドを推したのでしょう。そんな中で、1曲だけ、ピートのハーモニカソロが光る場面があります。
とにかく、楽曲がすばらしい!良く書けているし、良く練られていてると感じます。今回、ピートのリードヴォーカルは1曲だけですが、他の10曲(輸入盤)は、すべて、最初からロジャーが歌うことを前提に、ピートが数年かけて書き溜めたらしいです。輸入盤には詩の記載はありませんでした。ちょっと読んでみたい気もしました。各曲の感想はネタバレになってもいけないので書きませんが、1曲目から強く惹き込まれ、そのままラストまで聴ける、捨て曲無しの佳作・傑作であることは間違いなしです。
いずれにしても、これを聴かずして、ザ・フーのファンでいることは、メンバーに失礼!です(_(._.)_。自信作だから「WHO」のタイトルをつけたのでしょう。
まとめが必要なほどの情報量をありません🙇が、要は、未聴の方には強くおすすめするしだいです。きっと楽しめますよ。
Amazonのユーザー評価が非常に高いので、買った。聴いた。
作品の基礎データ
封入されている曲目リストにある写真。カッコいい爺さんに撮れているが、サングラスを外した70代の彼らを見たかったが。
メンバー
ピート・タウンゼント(75歳)、ロジャーダルトリー(76歳。)
ベースはピノ・パラディーノ 、ドラムスはザック・スターキー を基本形しているが、キーとなる曲で、他のリズム隊も見られる。この4人の他に、特別なビッグネームの参加はないようです。
すべて、ピート作で、一部共作あり。全11曲46分。(日本盤は、15曲61分、ボーナス4曲あり、うち1曲は、デモテイク。ブログ管理人は、輸入盤購入のため、ボーナスの良し悪しは知りません。)
プロデューサー
デイブサーディ 主にヘヴィロックを得意とするプロデューサーらしい。有名どころでは、オアシスやそのメンバーのソロ、マリリンマンソンなどを手掛けたらしい。90年代のノイズロックバンドのBarkmarketの元メンバー、シンガーでギタリスト。収録曲
すべて、ピート作で、一部共作あり。全11曲46分。(日本盤は、15曲61分、ボーナス4曲あり、うち1曲は、デモテイク。ブログ管理人は、輸入盤購入のため、ボーナスの良し悪しは知りません。)
ブログ管理人の感想
WHOのファンとして、ブログの管理人(私)は、中途半端なヤツです。例えば「Sell Out」の良さがそれほど理解できないヤツです。「エンドレスワイヤー」は買ってないし、聴いてない。でも、「Tommy」「Who's Next」「四重人格」の三部作は当然に大好きです。あと、一連のライブ作品も。先日、久しぶりに「四重人格」を聴いて盛り上がり、「Who Are You」聴いて鼻歌を歌い、「OSS&SODS」で興奮し、Amazonを徘徊する状態になり、本作の購入に至りました。
全体の印象
1回目「なるほど、いいね。こりゃ。」
2回目「なんか、また聴きたくなるな。「Who Are You」よりもいいかも。」
3回目「これは、とうぶん楽しめるな。内容が濃いわ。最初からこの内容ってわかってたら、発売日に即買いだ。」
年齢に沿った落ち着きなど求めず、ちゃんとロックしている。正直、意外なほどロックだ。恐れ入りました。
強い躍動感、ガッツ、貫禄(年齢からくるそれでなく、楽曲と演奏のカンロクね)、一方で緻密で入念な仕上がり、そんな風に感じます。余裕、ピート特有の知性を感じる曲もありますが、王道のバラードはなし。意外にジャジーなメロディが、嫌みなく曲に馴染んでいたりする曲もあり、感心します。演奏とサウンド
演奏・サウンドは、特筆すべき点はそれほど多く見あたりません。(管理人のセンスの無さ、文才の無さに起因しているかもしれません。)と、言うのは、当然ながらキーズムーンとジョンエントウィッスルを欠いるわけで、しかも、その2人が、ドラム史・ベース史に残る強力かつ個性的な名手でありましたので、残る2人で「ザ・フー」として演奏する事は、そもそも無理と思われます。ピートのギターも歴代の名演で聴かれたフレージングや、例のバンジョーカッティングなどを聴くことはできません。ザックのドラムスもパラディーノ のベースも、現ロック界の名手として、十分な仕事をしていると思いますが、やはりオリジナルの2人の名人芸のように、聴く耳を鷲掴みにするシグネーチャーフレーズは出てきません。しかしながら、ロジャーのヴォーカル、これは、予想をはるかに上回るパフォーマンスです。若い時よりも深みと凄みを増していると言っても言い過ぎではありません。全体として「演奏に特筆すべきはなし」としましたが、演奏にまったく不満を感じることはありませんし、各パートの音が塊のようにドーン(ガツーン)と出て来るバンドサウンドは痛快です。ただ、現代の技術なら、もう少しパートごとの音の分離が判りやすい音像に、できるでしょうし、私的な好みには合います。おそらく、プロデューサーの意向とピートは、このサウンドを推したのでしょう。そんな中で、1曲だけ、ピートのハーモニカソロが光る場面があります。
楽曲
とにかく、楽曲がすばらしい!良く書けているし、良く練られていてると感じます。今回、ピートのリードヴォーカルは1曲だけですが、他の10曲(輸入盤)は、すべて、最初からロジャーが歌うことを前提に、ピートが数年かけて書き溜めたらしいです。輸入盤には詩の記載はありませんでした。ちょっと読んでみたい気もしました。各曲の感想はネタバレになってもいけないので書きませんが、1曲目から強く惹き込まれ、そのままラストまで聴ける、捨て曲無しの佳作・傑作であることは間違いなしです。
いずれにしても、これを聴かずして、ザ・フーのファンでいることは、メンバーに失礼!です(_(._.)_。自信作だから「WHO」のタイトルをつけたのでしょう。
まとめ
まとめが必要なほどの情報量をありません🙇が、要は、未聴の方には強くおすすめするしだいです。きっと楽しめますよ。
コメント
コメント一覧 (2)
本作品ですが、発売直後に私めも購入しております。
タワーレコードで試聴できたので、恐る恐る視聴してみたのですが、ロジャー・ダルドリーもピート・タウンゼントとても70代とは思えない位、格好いい攻撃的な、いわゆるロックな音だったので、即購入しましたw。
この後『グッバイ・クリーム』や『バンド・オブ・ジプシーズ』を購入してからは、少し遠ざかっていたのですが、本文を読ませて頂き、改めて聴き直しております。
私的には、冒頭の2曲もさることながら、モッズな4曲目と、ブリティッシュロックならではな9曲目がお気に入りです。
それでは。
とっつあん
がしました